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腹腔鏡による胆石症の治療

胆石症の治療法として外科手術で今一番多いのは腹腔鏡による手術です。
開腹手術と違い、術後の負担も少なく回復も早い手術法です。

腹腔鏡手術を行うのは現時点で胆のうが炎症を起こしている時や、また炎症を起こしそうな場合に腹腔鏡手術で胆のうを摘出する手術が行われる場合が多いようです。

胆のうを摘出する腹腔鏡手術はおなかに5mm~2cm程度の穴を4箇所開けます。
そしてそれぞれの穴から内視鏡や胆のうを切除するための器具を挿入し、胆のうを摘出します。

胆のうの摘出手術の30分~1時間程度で全身麻酔で行われます。
炭酸ガスをおなかに注入して膨らませ、腹腔に開けた穴から器具を入れて胆のうを切り離します。

入院期間は1週間程度になることが多く、抜糸は殆ど退院後に行われます。
手術の危険性は低いものですが、胆のうに癌の疑いがある場合にはこの手術は行えません。

術後、胆石症の症状は治まっていますが、この手術を行う事により人によっては消化不良や食欲不振、下痢、吐き気、胃もたれといった症状が現われる場合があります。

こういった場合は食事内容に気を配ったり、整腸剤を服用する事によって3~4ヶ月で気にならなくなるようです。

内視鏡を使った胆石症の検査

内視鏡を使った検査方法は開腹を行わないため身体への負担もそれほどかかりません。

内視鏡にはカメラだけでなく様々な器具を装着して検査をすることがあります。
ポリープの切除をしたり、止血、粘膜の切除や異物除去、異物粉砕、ステント挿入などがあります。
胆石症の治療に使われる器具はバルーン、バスケット型かんし、小型の衝撃波を出す装置などです。

管内胆管や総胆管に胆石がある場合の内視鏡を使った治療法は、口から十二指腸まで内視鏡を挿入して
胆石が大きい場合には電気メスなどで出口になる部分を広げて、胆石が十二指腸を通れるようにして取り出す方法、胆石の大きさがほどほどの場合にはバルーンカルテルという器具を入れて胆石を掻き出す方法などがあります。

また胆石が大きいと、管に詰まってしまうため自然に出てくる事は困難なので、
内視鏡に結石を砕く器具を装着し、中で結石を砕きます。
この砕く方法にも種類があり、衝撃波を当てて砕く方法、レーザーを照射する方法、握りつぶすように器具で粉砕する方法などがあります。

今最も多く行われている治療法はバスケットかん子という器具を使って胆石を砕きます。

いずれにせよ内視鏡を使った胆石症の治療は開腹手術に比べて回復も早いため入院期間も短いです。



胆石を溶かす治療法~溶解療法とは?

見つかった胆石症の種類が以下の場合だと生活に支障なく行える溶解療法という治療法を受ける事ができます。
溶解療法とは薬で胆石を溶かすので入院する必要が殆どありません。

胆石症が純コレステロール結石だった場合。
胆のう内の結石である場合
石灰化(カルシウム沈着)しておらず、X線を通過する結石の場合
胆石が直径15mm以下の場合
機能が正常に動いており、胆のうに石灰化がない場合
殆ど無症状である場合
肝機能障害がない場合

利胆薬という薬を使って胆石を溶解させるのですが、この薬には胆汁酸が含まれており
水とコレステロールをなしませる効果があります。
結石を表面からゆっくりと溶かして効果と、新たに結石ができるのを防ぐ効果があります。

漢方薬の「熊の胆」という薬と同じ成分が含まれており、半年から2年くらいかけて行う長期治療です。
この薬で胆石が小さくなり、無症状になる場合が多いのですが、胆石が完全に消滅する可能性は低いため
薬の服用と同時に、新たな胆石を作らないための食事内容にも気を使わねばなりません。

この胆石の溶解治療はESWLという、体の外から胆石に衝撃波を当てて胆石を細かく砕く治療と併用して治療する事が多いようです。
このESWLという治療法は総胆管か胆のう内に結石がある場合に行い、胆石が小さくなる事で体外に排出しやすくする事が目的です。


激しい痛みが出てしまった時の胆石症の治療法

胆石症の特徴として、激しい痛みを伴う事が多いものなのですが、
すでに激しい痛みが出てしまった時には、治療よりも先に痛みを抑える方法をとられます。

胆石が詰まる事によっておこる激しい痛みには鎮痙剤という筋肉の痙攣を沈める薬を使用します。
点滴で投与される事が多いのですが、この薬には物が見えにくくなる、心臓がドキドキする、
まぶしくなる、前立腺肥大や緑内障を悪化させるなどの副作用があるといわれています。

心臓に疾患を持っている人や、前立腺肥大・緑内障などの病気にかかった事がある人は
医師に伝えなければいけません。

そして鎮痙剤でも痛みが治まらない時は鎮痛剤が投与されますが、
胆管や胆のうで感染症をおこしている時は感染の拡大を防ぐために抗生剤の投与もされます。

激しい痛みが落ち着くまで1~2日くらいは入院する事が多いのですが、
痛みが治まれば胆石症についての治療法を考えていくという事になります。
痛みがひどいうちは食事もままなりませんので、栄養も点滴で行う事があります。

鎮痙剤は痛みが治まってもすぐに投与をやめずに少し続く場合があります。

胆石症の検査内容

胆石症は急激な痛みを伴い、病院に行く事が多いのですが、
胆石症が疑わしい時に行う検査内容についてです。

まず行うのは血液検査ですが、これは胆管や胆のうに炎症がおきていないか、
肝機能に異常がないかをこの検査で行います。
炎症反応とビリルビンの検査も行います。

そして超音波検査も行います。
胆石症の中の胆のう結石であればこの超音波検査で100%の確立で小さな結石も見つけることが出来ます。
75%程度と確立は少し落ちますが、総胆管結石もこの超音波検査で見つけることが出来ます。

この超音波検査では大体の胆石症の種類、結石の数や大きさなど、他にも炎症はないか、
癌ではないかを見つけることが出来るとても優れた検査方法です。

そして精密検査になるとCTを利用した検査になります。
CTを利用する事で結石の状態が分かるだけではなく、癌かどうかも見ることが出来ます。
胆のうに結石ができている場合、癌細胞が隠れている事もありますが、CT検査ではこれらも明確になります。

内視鏡的逆行性胆管膵管造影法(ERCP)という検査方法もあります。
総胆管に結石がある場合、超音波検査にプラスして検査する事でよりはっきりと分かります。
内視鏡を十二指腸まで入れてから、造影剤で撮影するという検査法です。

磁気共鳴胆管膵管撮影法(MRCP)というのもあります。
造影剤を使わない胆道の撮影法です。

超音波内視鏡検査という口から内視鏡を入れて検査するEUSという検査方法もあります。


胆石症になりやすい食事内容

胆石症の一番の原因とされるのが脂っこい食事内容言われています。
脂肪やコレステロールなどが沢山含まれている肉食であったり、
バターを多く使っている料理などです。

胆のうというのは肝臓の裏側にあり、肝臓で作られた胆汁を送り出す働きをする小さい臓器です。
胆汁には胆汁酸やコレステロール、ビリルビン、レシチンといった成分が含まれていますが、
普段の食生活で脂肪やコレステロール過多の場合、成分の比率というものが崩れてしまい結晶化したものが結石となります。

これはコレステロール結石といわれ、胆石症の7割をしめるといわれています。
色は白~黄白でコレステロールを主成分とする純コレステロール胆石なのです。
大きさは約1cmくらいが多く、この純コレステロール結石の周りにビリルビンという成分が固まってしまうと
外側が茶褐色になる混成石と呼ばれる胆石になります。

他にもコレステロールやカルシウム、ビリルビンが混ざると様々な結石になり黄白や茶褐色などになります。
これらは混合石と呼ばれ、色の違いは成分の違いです。
これらの胆石全ての原因が食生活によるものだといわれています。

胃や肝障害などで貧血が起こったり、細菌感染から胆汁の流れが正常でなくなると
ビリルビンという物質が変化してカルシウムと結合し、結石になってしまいます。
これが色素結石といわれ、1cm程度の大きさの茶褐色、ビリルビンカルシウム結石です。

胆汁に含まれる物質ビリルビンとたんぱく質が結合したものは黒い砂のような結石が出来ます。


気になる胆石症の症状とは

  • Posted by: 心と体
  • 2009年10月24日 12:03
  • 胆石症
一番気になるところが胆石症の症状についてではないでしょうか。

胆石症は石が動くたびに激痛が走るといわれていますが、これは胆石が胆汁に流されて移動し たり、胆のうの出口や総胆管の狭いところに詰まってしまうと激しい痛みとなります。

痛む部位はみぞおちの辺りから腹部右上のあたりです。

胆石症の痛みの多 くが突然の激しい痛みでこの痛みは背中や肩に広がる事もあり、この痛みから吐き気も伴う事もあるようです。
この痛みの多くは食後の1~2時間後に起こるこ とが多いと言われ、胆石症の約70%の人が激しい痛みに襲われているといわれています。

ですが中にはそれほど激しい痛みは感じられずに居る人もいます。

痛 みのほかに胆石症の症状の特徴としては黄疸が出る事です。
黄疸は目の白いところや肌の白い部分が黄色くなったり、尿が濃い色になった時にも黄疸を疑われる 事が多いです。

胆石症の激しい痛みは数時間ほどで治まることが多いのですが、痛みがだらだらと続く場合や、高熱を伴った場合は最近による感染症が疑われます。
感染症が疑われる場合は腹膜炎などに繋がる危険があるので一刻も早く意思の適切な治療を受ける事が大切になってきます。

胆石症の原因と4Fとは?

  • Posted by: 心と体
  • 2009年10月23日 12:02
  • 胆石症
胆石症の原因として一番なのが食事の欧米化といわれています。中でもコレステロール胆石というのが胆石症の70%をしめるのですが、コレステロール胆石になりやすい人=4つのFを持つ人といわれています。

4つのFとは・・・
Female=女性
Fourty=40代以上
Fine=食欲旺盛で元気な人
Fat=肥満体型
で す。

女性は男性の1.5倍胆石症になりやすいというデータも出ており、女性ホルモンの関係とも言われていますがはっきりとした理由は現在のところ分かって いません。

40代以上の中高年に多い胆石症は今までの食生活がたたり、病気を引き起こしやすい年代でもありますので食生活の内容を見直す良い時期でもない でしょうか。

食事が美味しく沢山食べられるという事は健康上必要な事なのですが、脂物やお酒が好きで多量に摂取している場合はコレステロール結石になりや すいかもしれません。

それだけでなく脂物やお酒を多量に摂取していると肥満とも切っても切れない仲になっていくということにもなるので、食生活の見直しと 適度の運動が胆石症をはじめ様々な病気の予防に繋がるという事がいえると思います。

胆石症の種類について

胆石症には3種類ありますが、これは胆石の出来る部分によって呼ばれ方が異なります。
一番多いのが胆のう結石と呼ばれ、胆のうの中にコレステロール結石と 呼ばれる結石が出来ます。

この胆のう結石は胆石症の70~80%をしめ、中高年の男女に多い病気です。
男性よりも女性の患者の方が多いといわれています。
この結石が胆のうの中にある間は痛みはほとんど無くこれといった症状も出てこない事が多いようなのですが、これが胆汁と一緒に流れ入り口の方に移動すると 流れが詰まるために痛みを引き起こします。


次に胆汁の通り道である総胆管で出来る結石のことを総胆管結石と呼ばれこれは総胆管で作られる結石、胆 のうで出来た結石が落下したものと2つあり、ビリルビンカルシウム結石が多いのは総胆管結石の方が多く、コレステロール結石と呼ばれるものは胆のうから落 下した落下結石と呼ばれるものが多いのです。

総胆管結石はこれらの結石が狭い総胆管にたまる事で激しい痛みを伴い、筋肉の痙攣を起こしたりもします。総胆 管結石の患者は6~70代の高齢者に多く、胆石症の20%をしめる割合となっています。

最後に肝臓内の胆管にできる結石が肝内結石と呼ばれ胆石症 の中でも一番少ない病気ですが、胆汁がうっ血するために肝機能障害を引き起こしてしまいます。

肝内結石の多くは無症状である事が多いですが、極稀に激しい 痛みを伴う総胆管内に結石が落ちるという事もあります。肝内結石はビリルビンカルシウム結石などの色素結石といわれています。

成人の約10%の人がかかる胆石症とは

  • Posted by: 心と体
  • 2009年10月21日 11:50
  • 胆石症
日本の食生活の欧米化や高齢化により増えているといわれている胆石症。
なんと成人の約10%にもなるそうです。
この胆石症について原因や症状と手術や治療法について調べてみました。

胆石症という病気は生活習慣病の一つで胆汁の成分が石のように固くなってしまった病気の事で激痛を伴う事が多い病気です。
胆石症は3種類あり胆のう結石、 総胆管結石、管内結石に分けられ、これらは固まった石が出来た部分によって名称が変ります。
胆石症は食生活の欧米化や高齢化が原因とも言われており、特に 6・70代以上の15~20%の人がかかるといわれている病気です。
前触れの無い激しい腹痛に襲われる事が多く、痛む場所はみぞおちから右上腹部の方で す。黄疸も出る事が多いです。

また、中には痛みの全く無い人もいて、何らかのⅩ線撮影などで見つかったりする事もあるようです。

胆石症で痛みや症状の出て いない人は経過観察となることが多くそういった場合はたとえ痛みが無くても定期的に通院し、医師の検査を受けるようにした方がよいです。

なぜなら、胆石症 はほって置くと膵炎や胆道癌といった病気の原因になることもあるからです。

医師と相談し適切な治療を受けましょう。胆石症は現在のところはっきりした原因 は不明で、脂の多い食生活やアルコール過多などが一因として挙げられています。ストレスや糖尿病といった病気も胆石症を引き起こす一因といわれています。

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