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子宮内膜症 Archive

子宮内膜症の手術

子宮内膜症の病巣が広がってきた場合や、ホルモン治療で経過観察を行ってきたが治療法としては十分いきわたらなかった場合になどは手術療法が行われます。


手術療法の種類は全摘といわれる子宮を全部摘出する方法か、病巣部分のみ切除する方法があります。
まだ若くこれから妊娠を望む人には病巣のみを切除する方法が多いようです。
手術内容は開腹手術と腹腔鏡手術があり、最近では身体に負担の少ない腹腔鏡手術が多いようです。


病巣があまりに大きい場合は開腹手術になるようですが腹腔鏡手術は開腹手術に比べ入院期間も短めです。



腹腔鏡手術は数箇所に2cmほどの穴を開け、そこから腹腔鏡、切除する器具などを挿入して画面に映し出されたおなかの中を見ながら手術するというものです。
腹腔鏡手術は子宮の裏側や側面など隅々まで病巣を探し出す事が出来るという事です。




腹腔鏡手術はおよそ60~180分くらいの手術時間がかかります。
また、開腹手術と違い、身体かかる負担が低いために、術後の回復も早いということです。


子宮内膜症の検査方法

子宮内膜症の疑いがあり、内診などからさらに詳しい検査をする場合には超音波検査なども行われます。
超音波検査は異物に当たると跳ね返ってくる事を画像処理したもので、痛みなどはありません。
超音波検査では子宮内膜症の現状や大きさなどが分かるといわれています。



血液検査は大体行われますが、これは腫瘍マーカーというのを調べるためです。
検査方法は普通の血液採取と変わりは無いのですが、腫瘍マーカーというのはCA125というがん細胞が作り出す物質でこの数値が高くなっている場合は手術を行う場合が高くなります。



他の検査方法としてはCTもあります。
CTはベッドに横たわった状態で身体を輪切りに撮影していく方法で、レントゲン検査よりも精度が高く
子宮内膜症だけでなく腫瘍を調べる時にも行われる検査方法です。



MRIという検査方法は強い磁気と電磁波によって身体を断面化して撮影するものです。
子宮内膜症のほかには子宮筋腫や卵巣がんなどの検査の時にも行われるものです。
時間をかけて撮影していくため、1時間程度ベッドに横たわったままの状態になります。
造影剤という点滴をうちながら撮影します。
撮影時の機械音がものすごく大きく、音をさえぎるために耳にヘッドホンをつけますが、
それでも気分が悪くなったりする人も多いようです。



これらの精密機械による検査方法で体の中の病巣がより詳しく分かるようになっているため
現状がより詳しく知ることが出来、そして体の為に一番良い治療法を進めていくことができます。

子宮内膜症の疑いがあったら。

学校や会社を休まなければいられないほどの激痛を伴う生理痛の時、子宮内膜症が考えられます。
子宮内膜症は判断がとても難しい病気で、大切なのが内診による診察になります。


生理中は正しい判断が出来ませんので、生理中を避けて婦人科にて診察を行いますが、
内診と同時に直腸診察という肛門からの診察も行い場合があります。



問診表では細かい事を記入します。
家族の婦人科系病気(子宮筋腫や癌など)や既往歴についてや、
初経の時期、服用中の薬について、気になる症状や痛む部位、
生理の周期日数や出血の量、生理日数について、生理痛はどの程度なのか、
どの位前から気になっていたのか、などが主に記入する項目です。
普段から、基礎体温をつけている人は持っていくとよいそうです。



内診をする時は下着を取りますので、ズボンスタイルよりも、フレアータイプのスカートが便利です。
内診では子宮の硬さや、卵巣の異常、子宮筋腫の有無など的確な診断が出来るのでとても大切な検査です。

子宮内膜症の治療~ホルモン療法

子宮内膜症の治療法の一つにホルモン療法という治療法があります。
ホルモン療法とは薬で生理を一定期間とめるというものです。



生理と子宮内膜症とは切っても切れない関係です。
生理というのは4つのホルモンが互いに作用し合い、調整されています。
その中で女性ホルモンと呼ばれ、卵巣から分泌されるエストロゲンとプロゲステロンというホルモンがありますが、生理の時に分泌されるのがエストロゲンです。
生理がないとホルモンが分泌されないので、子宮内膜症の治療法の一つとして利用されます。




ホルモン療法は卵胞ホルモン(エストロゲン)の働きを抑えることによって生理がない状態つまり閉経時と同じ状態にすることで、点鼻薬か皮下注射で行われます。
このホルモン治療が行われるのは、子宮内膜症の病巣が5cm~10cm程度の大きさの場合に適用される事が多いようです。





点鼻薬を使用する場合は生理が始まって1~2日目から1日3回、両方の鼻に1度ずつスプレーをしますが、
片側の鼻だけにスプレーをする場合もあるようです。
皮下注射を摂取する場合は生理の1~5日目から4週に1度ずつ摂取します。



ホルモン療法というのは強制的に閉経後と同じ状態にするため、
更年期障害のような症状が出る場合があります。
イライラや頭痛、のぼせなどの症状にあたります。


これらのホルモン治療は原則として6ヶ月までしか治療できません。
手術前に病巣を小さくするために行う場合もあるようです。




子宮内膜症の病巣が5cm以下の場合には低容量ピルでの治療も出来ます。




子宮内膜症の治療~対処療法

子宮内膜症の治療方法は、現在の症状や今後の家族のライフプランに合わせて考えられます。




子宮内膜症のがあまりに進行している場合は子宮と卵巣を摘出する手術を避けることが出来ないかもしれません。
しかし、症状もそう重くない場合には、薬物療法という方法で子宮内膜症を治療する方法もあります。




子宮内膜症の症状も殆ど無く進行もさほど進んでいないようであれば、鎮痛剤による薬物療法を行う事が多いようです。
鎮痛剤ですので生理痛の軽減にもなります。
他にも漢方薬が処方されたりもします。




そして、ホルモンコントロールも生理痛軽減の効果も、避妊効果もある低用量ピルが使用されることがあります。
低用量ピルは経口避妊薬で、黄体ホルモンに卵胞ホルモンを配合した薬で妊娠をコントロールする時に使われるものです。



1日1錠ずつ21日間服用し、7日間服用しないという事を繰り返します。
この服用しない時に生理期間となるわけです。




この低用量ピルは子宮がんや高血圧、子宮筋腫、肝臓疾患、血栓性の病気にかかった事のある人、
不正出血のある人、35歳以上で1日15本以上の煙草を吸う人などはピルを服用する事ができない場合があります。




子宮内膜症と不妊の関係

不妊症とは・・・
避妊をすることなく性交渉を行っても2年以上妊娠しない場合にあたります。
現在は10組のうち1組が不妊症に該当するといわれています。

不妊症は女性だけでなく男性に原因がある場合があります。
精子を作る機能に問題がある場合や、精子の通り道に異常がある場合、
性機能障害の場合も不妊の原因は男性側にあります。

女性側に原因がある場合は過度のストレスやダイエットなどによってホルモンバランスが崩れ
排卵障害などが起こる場合があります。
それ以外にも黄体ホルモンの分泌不足や、子宮筋腫・子宮内膜症などの病気が原因で
受精卵が子宮に着床できない子宮の着床障害も不妊の原因となっています。
子宮頚管の精子通過障害という原因もあります。

子宮内膜症と不妊の関係ですが、
不妊に悩む人がいろいろと検査を受けた結果、子宮内膜症であったということです。
この子宮内膜症が原因と疑われる人は全体の2割から4割程度居たといわれています。

その関係については現在のところ詳しく解明はされていないようです。



子宮内膜症が出来やすい場所

生理の時に血液と一緒に体の外に出るべき子宮内膜の組織の一部が子宮近辺でとどまってしまい、
勝手に組織を作ってしまう子宮内膜症という病気ですが、この子宮内膜症には出来やすい場所というのがあります。

卵巣は中でも特に出来やすい場所で、血液が溜まった様子がチョコレートのように見えることから
チョコレートのう胞と呼ばれています。
この場所は他の臓器と癒着しやすく、ココで子宮内膜症になってしまった場合激痛を引き起こす事があります。

卵管というその名の通り卵巣から離れた卵子を子宮に送る管なのですが、ここも子宮内膜症が出来やすい部位で、子宮内膜症によって出来た内膜が卵管を塞いでしまい不妊の原因となります。


子宮の筋層内に出来てしまう子宮内膜症は子宮腺筋症と呼ばれ、これが進行してしまうと
子宮が大きく膨らみこぶのようになります。
この場所では子宮筋腫に合併する事も多々あります。

直腸付近に出来る子宮内膜症では下痢や血便、排便痛などの症状が現われ、
膀胱付近に出来る子宮内膜症では頻尿や血尿、排尿痛などといった症状が現われます。

また、直腸と子宮の間のくぼみがあるのですが、ここに子宮内膜症が出来てしまうと
癒着しやすくなり、生理痛、排便痛、性交痛などがおこります。

また稀にですが、胸膜や肺といった場所にも出来る場合があります。
どの場所に発生してもポツポツと点のように出来る事が多いようです。

子宮内膜症の症状

子宮内膜症で一番多い症状が生理痛がひどいというものです。
一般で市販されている鎮痛剤では効かなくなる位に痛みがどんどんひどくなる事があります。
痛みの強さがMAXだと学校や会社などにも行けないほどひどかったりする人が多いようです。

痛む場所ですが、下腹部だけでなく骨盤が痛かったり、肛門の奥の方に痛みを感じたり
人によっては吐き気をもよおしたり、下痢をする人もいます。

子宮内膜の癒着が進行してしまうと、生理中でない普段の時に下腹部が痛かったり
腰の辺りが重かったり、性交渉の時に痛みを感じたりします。


子宮内膜症は子宮のどの部分に出来ているかによっても痛む部位が異なってきます。
直腸付近で子宮内膜症になってしまっている場合には排便痛があったり、下痢をしやすかったりします。
膀胱付近で子宮内膜症になってしまったときには排尿時の痛みや、頻尿が見られたりし、
ひどい時は血尿が出たりします。

生理痛が普段から重いという人と、子宮内膜症の可能性がある人との違いは、
子宮内膜症ですと我慢できない痛みであることが多いようです。

生理痛がなんだかとても重くなってきているなと感じる事があれば
子宮内膜症だけでなく、子宮や卵巣に病巣が出来ている事も考えられますので
早めに受診する事をおすすめします。


子宮内膜症とは

子宮内膜症とは女性特有の病気で戦後の女性に増えてきている20代から30代に多い良性腫瘍の病気です。

月経の時の血液というのは子宮口から外へ出させる仕組みになっていますが、
月経の血液には子宮内膜細胞というのが混入しています。
子宮口から体外へ排出される時に卵管から腹腔内へ逆流してしまった血液が子宮以外の場所で子宮内膜に似た組織を作ってしまうことがあります。
これが子宮内膜症と呼ばれるものです。

子宮内膜に似た組織は月経の度に出血するようになってしまい、体外に排出されるところがないためどんどんと血液が溜まっていきます。


子宮内膜症の症状には骨盤の痛みや性交痛、排便痛や月経痛などがあります。
これらをほっておいて子宮内膜症が進行すると、骨盤内にある臓器と癒着してしまい不妊の原因となることも報告されています。

卵巣内に子宮内膜が出来てしまうと卵巣がんに変異してしまう事もある病気です。

子宮内膜症にはピルを使用した薬物療法と病巣を取り除く手術療法があります。


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